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科学技術を極限まで発展させよう
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●科学技術でバードストライクを防ぐHEROES誕生なるか。
バードストライクの対策を見てみると、それほど
進展しているようには見えない。
この話題をきっかけに科学技術を応用して
バードストライクを防ぐHEROESが現れるか?
しかし、機長たちのHEROES的な活躍によって、
逆に科学技術発達のモチベーションは下がった
かもしれません。
●ヤフーニュースより転載。
航空機が鳥と衝突する「バードストライク」は国内でも多発している。国土交通省によると、民間航空機で平成15年から19年までの5年間に5687件発生。19年だけでも1320件発生している。大半が機体(機首や主翼前縁)への衝突で、エンジン部分への衝突は230件だが、「エンジン停止」は起きていない。航空自衛隊でも19年に47件のバードストライクが報告されているが、トラブル発生はない。
ただ、「鳥を避けようとして大きな操作をすると(航空機の)性能に影響が出るかもしれない。逃げた方向に鳥の群れが来るとか、他の飛行機、障害物があるとか。そういう状態になったらどうしようもない」(日航現役操縦士)といい、抜本的な対応策は見当たらないのが現状だ。
日本航空と全日空では、「機長が異常を感知して自主的にエンジンを停止したケースは過去にある」というが、今回のニューヨークの事故のようにバードストライクが直接の原因でエンジンが停止した例はこれまでになく、「エンジン2基停止も、原因がバードストライクというのも恐らく初めてのケースではないか」(同)という。
日航や全日空によると、空港周辺で鳥の群れを発見した場合は、操縦士が管制塔に通報し「バード・スウィープ(鳥駆除)」を要求するほか、各空港での鳥の状況に関する情報を共有、注意喚起を促している。
空港側でも鳥対策を講じており、成田空港では(1)1日4回の滑走路パトロール(2)週1回程度業者による散弾銃での駆除(3)エサとなる虫の発生予防のための草刈り-などを実施している。
航空事故調査にあたる国交省運輸安全委員会によると、「重大事故、インシデント、イレギュラー」と事故の程度による3段階の区分で、過去にバードストライクによる重大事故は2件発生しているが、いずれも「機体損傷」で航行に影響はなく、負傷者も出ていない。
最近では、20年3月11日に福岡空港を離陸した日本航空のボーイングMD90型機(乗員乗客132人)が離陸2分後にバードストライクに遭い、操縦席右側下機首部分の外板がへこむ損傷などが確認された例がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000631-san-soci
●USエアウェイズ機長の英断は株価に好影響?
日本のブログでは機長の英断を賞賛する声が多い。
鳥の群れにより両方のエンジンが壊れるという
普通はありえない事態に見事に対応したのだから
当然である。
一般人にとっては危機に対応できる優秀な
パイロットがいることで株があがったか。
●USエアウェイズの株価=評価は?
USエアウェイズはどう対応するのか?
また市場からどのように評価されるのか?
短期で見ると株価は事件前から落ちているが、
事件後に戻しているので市場からの評価は
悪くない。
●科学技術次第でテロへの応用可能。
複数の治安当局者はテロではないとの見方を示したが、
科学技術の発展次第ではテロとして同じことを行うのも
可能になる。
脳を改造したネズミを自由に操る実験がアメリカで成功
しているが、それを応用して行えば可能ではある。
別の科学技術を発展させて、鳥の飛行を感知し経路を
予測し回避する方法が考えられる。
3年ほど前にNHKの番組で特集されていた。
●ヤフーニュースより転載。
[ワシントン 15日 ロイター] 米ニューヨークで15日に乗員乗客155人を乗せて川に不時着したUSエアウェイズ
同機長は元空軍戦闘機のパイロットで、飛行歴は40年。今回操縦していたエアバスA320型機は、ニューヨークのラガーディア空港を離陸して間もなく、鳥の群れに衝突して双方のエンジンが故障したとみられている。
機体は片方のエンジンが破損しても飛行できる設計。鳥との衝突によって両方の動力装置が壊れたことが連邦運輸当局の調査で事実と確認されれば、米航空史上では初めての事例となる。
同機はノースカロライナ州シャーロットに向け、ラガーディア空港を午後3時半前に離陸。わずか数分後、ニューヨークの管制官には鳥にぶつかって両エンジンがやられたとのコックピットからの連絡が入った。管制官や航空当局者らの情報を集めると、全ての出来事は数分内に起こり、サレンバーガー機長は長年の経験で得たあらゆる知識を駆使してとっさの判断を迫られたようだ。
ラガーディア空港に戻ったり、川の向こう側にある小さなティータボロ空港に着陸するにも、遠過ぎて間に合わなかったとみられる。管制官らによると、コックピットとのやり取りの中の「不気味な沈黙」が、選択肢がなくなっていることを示唆していた。管制官の労組によると、唯一残された道が、川に着水するという大胆な方法だった。
レーダーは、同機が左方向へ何度か急旋回してハドソン川に向かい、ジョージ・ワシントン橋の上を低く通り過ぎる様子を示していた。機体が川面に着くと、おびただしい水しぶきが上がった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000186-reu-int
武田邦彦のブタに関する話は面白い。
いつも面白い話が多いので、はてなアンテナに登録してチェックしている。
科学技術を有効に使うことにも賛成だ。
科学技術の使い方次第で恐ろしいことが起こるのは当然だが、
科学技術そのものを使わないようにするのはおかしい。
現状でも恐ろしいことをしている人間は大量にいるのだから、
それを防ぐ科学技術を中心に発展させるべきだ。
ーー武田邦彦のサイトからまた転載
ブタの気持ち
1953年にワトソンとクリックがDNAの構造を明らかにしてから,遺伝子を操作していろいろなことができるようになった.でも,クローン動物でも遺伝子作物でも,もう一つ,評判が悪い.
科学者の私でも,人間が命を操作するのに抵抗がある.なにか,際限なく奇妙な社会になるような感じがするからだ.人間はあきらめが肝心だが,生命を操作し始めるとあきらめることもできずに,地獄の苦しみを味あわされるだろう.
そこで,「命の操作」を少し別の角度,ブタの身になって考えてみたい.
ブタという動物は実に偉い.とても人格(?)が高く,人間は足下にも及ばない.その理由は簡単だ.自分の命を人間に取られて肉を供給しているのに,まったく文句を言わないからだ.
私がブタの立場になったら,抵抗するだろう.「私の命は私のものだ.命はかけがえのないものだ.暴力で命を奪うのは不当だ!」などあらゆることを言うだろう.
もし,私を食べようとする人が「すまないとは思っているけれど,あなたを食べないと生きていけないから」と言えば,「あなたの命も私の命も同じじゃないですか.なんで,あなたのために私の命が奪われるのですかっ!」と叫ぶだろう.
私は自分勝手だ.
ところが,ブタは叫ばない.ニコニコしているかどうかはわからないが,私たちの命と肉を提供してくれる.
なにか,ブタに恩返しができないだろうか? それを科学技術が可能にしてくれるような気がする.
「四角いブタ」がその回答である.ブタの遺伝子をいただいて,それを加工し,形が四角く,手も足も頭もなく,神経もない,ただ「肉だけのブタ」を作る.DNAを操作するから可能だ.
その「四角いブタ」に栄養を供給するパイプをつけ,排泄物を除く管をつける.毎日,四角いブタはすこしずつ成長する.その分だけ,私は四角いブタをスライスしてフライパンで焼き,ブタのショウガ焼きを食べる.
神経も頭もないから痛くない.命もいただかない.
かくして,人間は「命をいただかなくても,豚肉を食べることができる」ということになり,長年の恩をブタに返すことができる.そしてこれからのブタは屠殺されるかもしれないというストレスから解放されて,悠悠とその人生を送ってもらいたい.
「そんなの気持ち悪い」と言う人がいる.でも,それは人間のエゴで,殺される方では無いからだ.気持ち悪いなどというのは甘い.何しろブタは殺されていたのに,殺されなくなるからだ.
私が娘を殺されるブタの父親だったとしたら,一刻も速く,DNAを操作した「四角いブタ」を作って娘を助けたい.
今,愛知県はCOP10とかいう生物保護活動(生物多様性に関する国際的会議)を始めようとしている.でも私はとても違和感がある.名古屋の市街は名古屋の人の意志でコンクリートで固められ,山羊もアブもいない.店頭にはウシやブタの肉がスライスになって並んでいる.
そんな環境で多様性を議論してなにかなるのだろうか?COP10のあと,名古屋に町には山羊が住み,ブタの死体のスライスは無くなるのだろうか?それとも,また「環境」で儲けようとしているのだろうか?
本当に,生物とともに生きるというのはどういうことか?科学者として難しい課題だ.
(平成20年12月17日 執筆)
武田邦彦